日本人を騙すのは日本人。救うのも日本人。 騙されない対策
※この記事は4月19日に編集し再アップしました。
ちょっと衝撃的なタイトルでびっくりさせてしまったかもしれません。
◆日本人を騙すのは日本人。そして、救うのも日本人
右も左もわからない海外での生活に足を踏み入れた時。
どんな人でも情報弱者になってしまいます。
また、日本とは異なる文化に入ったばかりの頃は、
いままでの常識とは違うということを受け入れやすくなってっている状態です。
日本であれば、「そんなことあるわけない!」とわかる事でも、
特別に疑いもなく、この国ではそれが普通なんだ!
とすんなり受け入れてしまいやすい心の状態になっています。
そういうところに付け入れられ、詐欺に遭ってしまうということがあります。
それが現地の人だったら・・・
多少警戒心を抱くこともあるでしょうが、、
親切に現地の事を教えてくれる優しい日本人。
しかも気持ちを隅々までわかってくれる日本人。
だったらどうでしょうか?
今はインターネットで情報を得やすい時代になっているので、
だいぶ被害者になる方も知識をつけていますが、
騙す方も時代の流れとともにその時代に合った騙しのテクニックを磨いていますので、
なかなか根絶は難しいようです。
私が実際に体験した
・某国で医療コーディネーターを名乗り、私から400万円をだまし取って行った美女の話
・赴任間もない駐妻を洗脳して、あちこちで人間関係トラブルの火種を撒きまくる迷惑ママの話
以上2つに記事ををnoteに詳細に書いているので、
興味のある方はその手口をご覧になってください。
では、話を戻して、
◆いかにして防ぐか!
対策としては、広く浅くいろんな人とコミュニケーションを取り、情報収集をすること!
これに尽きます。
人の輪に入っていくのが苦手で・・・
なるべく人と関わりたくない・・・
先輩・後輩の関係を大事にする人・・・
義理人情を重んじる人・・・
こういうタイプの人はターゲットにされやすいので、
ぜひ持っていただきたいマインドがあります。
それは・・
駐妻の人間関係は年単位でガラっと変わるので、
情報収集のためにコミュニケーションをとるのは最初だけでいいということです。
それに、駐在員の人間関係は年単位でガラっとかわります。
毎年3月には大量の日本人が本帰国をし、
毎年4月には大量の日本人がやってきます。
ママ友関係は1年で大きく様変わりするでしょう。
なので、駐妻たちは結構ドライです。
去る者は追わない人が大多数ですし、彼女たちの充実した生活を送るために必死です。
次第に面倒くさい人間関係は切り捨てて、居心地の良い友達とだけ繋がりたいと考えるので、
彼女たちにとっても、去る者は去ってくれた方が良いのです。
なので、最初いろいろ教えたからといって、その後もずっとお付き合いを続けなくても、
ほとんど気にする人はいないのです。
また、駐在員たちはみんな最初は何もわからないところからスタートしているので、
ほぼ全ての人が過去にやはり誰かから助けてもらった経験があるので、
次は自分の番と考えて、親切にいろいろと教えてくれる人がほとんどです。
なので、どんどん聞きましょう!
教えていただいたら、クッキーとか、ハンカチとか、気持ち程度のお礼の品をお渡しすれば、
もう、完璧です。 今後、その方のご機嫌を取ったり、教えていただいた恩を返す必要はありません。
たくさんの人から情報を集めるというのにも、ちょっとしたコツがあります。
ポイントは色々なコミュニティーの色々な人というところです。
同一コミュニティーのグループは同一化していたりしますから、
そのコミュニティー内で同じ意見が多く、偏っている可能性があります。
子供の学校コミュニティー、
習い事コミュニティー、
同じマンション内のコミュニティーなど、
幅広いコミュニティーの人たちから広く浅く、
情報収集をするように心がけましょう。
すると、赴任当初に自分がすごく信じて憧れていたあの人が、
「ものすごくヤバい人だった」という事が判明してくることもあったりします。
◆2つのnote記事を読んでくださった人へ
この2つの話の共通点
皆さんわかりますか?
この話には、いくつかの共通点があります。
1、その人を引き合わせたのが被害者にとって、信頼できる人(旦那さん)だったという点。
自分が直接知り合ったという人ではないところがポイントです。
信頼のおける人からの紹介ということで警戒レベルが一気に0近くまで下がってしまいます。
2、その人が知らない土地で色々な事を教えてくれるために、感謝の気持ちまで抱いているという点
自分にとっては、感謝してもしきれない相手という事になります。恩を感じてる人だから、
疑いたくはないし、疑うのは失礼だという気持ちになっています。
完全に上位の相手に頭があがらないような関係になっており、
コントロールしやすい上下関係ができてしまっていました。
3、被害者にとって、加害者は赴任した直後、最初にできた知り合いだったという点。
もし、この人と同等の知識をもった人とこの人に出会う以前に会っていれば。
ここまで囲い込まれずにもっと冷静で広い視野を持って適切な判断ができたはずです。
したがって、最初に知り合う人には少し警戒心をもって、
広く浅くたくさんの人から情報を仕入れるということが大切なのだと思います。
この私の苦い経験が、どなたかの役にたちますように!
女性・こども心理行動研究所
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