世界の授業中のトイレ事情
◆授業中トイレに行きたくなったらどうするように子供に言いますか?
日本の常識が通用するのでしょうか?
今回は生徒たちが授業中にトイレに行きたくなった場合について書いていきたいと思います。
◆日本人小学校だと・・・
日本人小学校では日本の公立小学校と同じように基本的に休み時間にトイレに行くというのが当たり前の感覚です。
授業中にどうしても!トイレに行きたくなったら手をあげてトイレに行かせてもらう・・・という感じで間違いないかと思います。
私も子供の頃、授業中にお腹が痛くなり、すぐにでもトイレに行きたかったのを根性でこらえた経験があります。ここで行ったらお腹をくだしたのがバレて、絶対にからかわれるのが100%わかっていたので。
これが当たり前だと思っていたのですが、海外でいろんな国の人から話を聞いてびっくり。
授業中でもなんでもトイレは行きたいときに当たり前に行っていたというのがほとんどでした。
こんな苦難はどうやら日本だけなのかもしれません。
◆インターナショナルスクールだと・・
まず、子供が通っていたインターナショナルスクールでは休み時間が少ないのもあって、気軽に子供たちが手をあげて先生にトイレの許可をもらっていっていたようです。
当たり前の事なので、誰も、おなかが痛くてう〇ちをしに行くとは思われません。
◆大人のESLクラスだと・・・
私もESLの大人のクラス(3時間)に通っていましたが、途中必ず一度はトイレ休憩があるにも関わらず、誰も手もあげずにいきなり立ち上がってトイレに行きます。その光景に驚いているのは日本人ばかりでしたね。すぐに慣れて私もそのようにしていましたが、更年期でトイレが近くなっている私は、なんて素晴らしいんだろうと思いました。
◆現地校(アメリカのミドルスクール)だと・・・
アメリカのミドルスクール(現地校)では、先生によって大きく変わります。
ある先生の授業では、授業中にトイレに行く権利は1学期の間に3回のみと決められていましした。
授業時間は100分近くある上に、教科ごとに教室を移動しなければなりません。
そのうえ敷が広いこともあって、生徒たちは移動だけでいっぱいいっぱい。
トイレに行くのが厳しいのにです。
1学期の間に3回以上行くとペナルティが課せられ、成績が一段階悪くなるという鬼のようなシステムでした。A+がAになるというような具合。
アメリカって自由ですごく融通が利く面もあるのですが、
ものすごく保守的で全く融通がきかない面もあったりして、
暮らしていると戸惑うことが多々あります。
うちの子供は、ペナルティを恐れて、なんと「水を飲まない」という選択をしていました。
今の時代、水分補給の大切さが理解され、こまめな水分補給が必須されている中、なんとも時代遅れなご当地ルールでしたが・・・
ペナルティをもらってでもトイレに行くことを選択するか、
トイレに行かない工夫をするという選択をするか・・・
本人が選択をするという事を重視するアメリカらしい基盤がそこにはあるのかな?と思い、
そのまま子供は理不尽なルールを乗り切り、無事に卒業を果たしました。
というわけで、世界のさまざまな授業中のトイレ事情でした。
※その学校によりトイレのルールが違います。全てがこの通りではありません。
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女性・こども心理行動研究所
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